6ZE-04
地理情報データを誤差補正に用いたPDRによる屋内位置推定システム
○青田慎也,吉田博哉(神戸情報大)
位置情報取得の方法として,GPS(Global Positioning System)を使われる事が多いが,GPSは,地下や屋根のある場所等,屋内空間では使用する事ができない.そのため,様々な屋内空間での位置推定手法が研究されているが,専用の機器を設置しなければならない手法が多く,コストの面など,実現性に問題がある.
そこで本研究では,PDR(Pedestrian Dead Reckoning)と呼ばれる屋内位置推定の手法を用いる.また,PDRには誤差が蓄積しやすいという問題があるため,OSM(OpenStreetMap)から取得できる道路地図などの地理情報データにより誤差の補正を行う.これにより,PDRの精度を高める事で,屋内空間でも自身の現在位置をより正確に把握できるシステムを開発し,その有効性を確認する.