6ZC-05
サーバー能力成長型VCHS待ち行列モデルを用いた講義課題処理過程の定量的評価 ‐大学生のアカデミックスキル教育のために‐
○田中秀明,宇都宮陽一,奥田隆史(愛知県大)
大学での学び(学修)の質を高めるには,学生の高等学校までの受動的な学習スタイルを大学で求められる能動的かつ主体的な学修スタイルへ移行させることが不可欠である.そのため,教員は知識や技能を効果的に伝える以前に,学生に対して,学生自身が自らの学習・学修行動(課題への取り組み方・処理方法)を内省し改善させるようなきっかけを与えることが重要である.例えば,経験を通して得られることを科学的に明らかにし,学生に提示することである.この提示により,学生が「大学生として学ぶための技術=アカデミックスキル」を身につけることを教員は期待している.本研究では,学生の学修行動が学生のこなす課題の量と質に与える影響を待ち行列モデルを用いて表現し,その性能評価結果を示す.

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