6ZA-08
何気ない日常風景の写真撮影促進システムの提案と評価
○小林聡太,泉 朋子,仲谷善雄(立命館大)
人は思い出を想起することで自我の形成や、他者とコミュニケーションを
とっている。長期間想起されていない思い出を想起することは困難であるが写真を提示することはそのような思い出の想起の一助となることが知られている。中でも日常風景を写した写真は特に有効な想起のトリガーとなる。しかし、人々は旅行やお祭りなどの特別なイベントの時には写真を撮影するものの、日々の生活を送る家、何年も通っている学校、通勤路などの何気ない日常の写真を撮ることは少ない。そこで本研究では、ユーザが日常生活を行っている際にその風景の撮影を促すシステムを提案する。提案システムでは、目標勾配仮説に基づく方法で撮影した写真を提示することで、写真撮影のモチベーションを高めることを目指す。

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