情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

近年のグローバル化により、異なる言語や文化的背景を持つ者同士のコミュニケーションの機会が増えている。しかし、異文化間コミュニケーションには言語と文化の差異が円滑なコミュニケーションを妨げている。本研究では文化的な差異に注目し、異文化間のコミュニケーション中に生じる異文化差をコミュニケーション中に動的にフィードバックするシステムを提案する。実験では、互いの母語でケース討議が可能なシステムに提案システムを加えたもので、日本人と韓国人の被験者を用いてケーススタディ実験を行った。結果として互いのインタラクション状況のフィードバックが、ディスカッションに与えた影響について報告する。