6Z-03
発話やうなずきを利用したコミュニケーション空間の認識とそれに基づく情報的支援手法の提案
○櫻林克弥,小野哲雄,棟方 渚(北大)
商業施設やイベント会場をはじめとした人が集まる場所において,集団が形成するコミュニケーション空間を認識し,サービスの提供などの支援を行うことは重要である.これまでに,環境にカメラ等を設置して集団の状態を認識する試みがなされているが,人の位置関係に着目している場合が多く,コミュニケーションにおいて重要な役割を果たしている非言語情報(音響特徴やうなずき等)を利用している例は少ない.非言語情報の活用は,コミュニケーション空間認識だけでなく内部の状態をも推定することが可能であるため,集団に対するより状況に適した支援を行うことができる.そこで,本研究では,コミュニケーション空間を認識可能なウェアラブルデバイスを開発し,それを用いた空間の認識および情報的な支援について考察する.

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