6Y-02
視覚記号のみによる災害時多次元情報共有システム
○草野 翔,泉 朋子,仲谷善雄(立命館大)
 災害発生時には,多くの情報からその被災者が必要な情報だけを素早く提供できることが重要である.しかし現状の災害時支援システムは,被災者が現地に詳しい,または現地語を理解していることを前提としている.そのため,観光客などの地理不案内者や,現地語の理解が困難な者への情報提供が困難な状況にある.
 本研究は言語情報やインタフェースを視覚記号に置き換えることで,被災者の周辺状況の直感的な理解や,他者との情報共有を支援する手法を提案する.言語を一切用いないことで,様々な被災者が簡便に扱えることを目指す.また多様な災害情報を提示するために,区間や地域を表現する多次元情報をも簡易な操作で情報の提示と収集をするインタフェースを提案する.

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について