6X-04
USB型生体認証装置の安全性評価
○梅原直人,橘 飛鳥,岡本 剛(神奈川工科大)
近年、身体的特徴を鍵として使用する生体認証装置の低価格化が進み、一般消費者や中小零細企業などでも容易に導入できるようになった。生体認証装置は、生体情報を読み取る装置と生体情報の認証を行う装置が一体となった装置と、それらが分離されUSBケーブルなどの通信ケーブルで認証装置と接続する装置に分けられるが、後者は、通信ケーブルや認証装置(PC)から生体情報が窃取されるリスクがある。そこで、本研究では、インターネットから容易に購入できる生体認証装置10製品について、USBケーブルで接続されたPCからUSBケーブルに流れたデータを収集して、生体情報の復元を試み、盗聴に対する安全性を評価した。その結果、6製品において、生体情報を窃取し復元できることを確認した。

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