6W-07
ID連携技術を用いたスマートグリッドにおける課金情報一括管理プロトコルの試作
○岸本 光,岡村真吾(奈良高専)
現在の電力システムでは,コンセントから供給された電力に対する利用料金は,そのコンセントの管理者に課金される.そのため,長時間または多人数による電力利用は,コンセントの管理者の経済的負担になるという問題がある.この問題に対して著者は,電力システム改革後の電力網における利用者課金を想定し,ID連携技術を用いた利用者課金のための課金情報一括管理プロトコルの提案および安全性の評価を行った.本稿では,提案したプロトコルの中でも,特にID連携技術を用いて利用者を認証し,電力課金情報を利用者毎に管理する部分について,実験用のIPネットワーク上でプロトタイプを実装し,実行時間や機能性の評価を通じて実運用に向けた検討を行う.

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について