6V-01
運転者の視線・頭部姿勢情報を利用した安全運転支援システム
○八重樫大貴,Oky Dicky Ardiansyah Prima,伊藤久祥,今渕貴志,蛇穴祐稀(岩手県大)
近年,自動車における安全運転支援システムとして,居眠り防止や緊急ブレーキなどの機構が実用化されており,早期にドライバーの運転行動の適否を把握できるようになっている.本研究では,単眼の可視光カメラを利用して運転者の頭部姿勢をリアルタイムに観察し,その姿勢の変化に伴う視線方向を検知・追尾するシステムの開発を試みる.本システムを搭載した自動車を利用した走行実験の結果,運転場面ごとに,ウインカーやブレーキ,車速などの自動車の状態と,頭部姿勢および視線方向の特徴との関係性を見出すことができ,通常・非通常運転を判別する安全運転支援システムへの応用が可能であることを確認した.

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