6U-05
個人情報保護と災害時情報共有に生じるトレードオフ解決機構の設計
○萱場啓太,高橋晶子(仙台高専)
インターネット上の災害時情報共有システムを介した利用者同士の災害時情報共有では,利用者が自身の個人情報を開示するほど有用な災害時情報を得ることができるが,同時に個人情報が悪用されるリスクも高まる.このように,個人情報保護と災害時情報共有にはトレードオフの関係が生じており,利用者はこれを考慮して自身の個人情報の開示程度を決めなければならない.しかし,一般の利用者自身がこのトレードオフを解決するのは困難である.そこで本稿では,このトレードオフを解決して利用者の個人情報開示程度を合理的に決定する機構を提案する.

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について