6Q-05
部位の重なりに応じた異なる検出器による受講者画像からの姿勢推定
○相澤将吾,椋木雅之,美濃導彦(京大),三功浩嗣(KDDI研)
 本研究では,講義映像から受講者の姿勢系列を獲得することを目的とする.姿勢系列とは,姿勢を観測した時刻全体について,時刻順に姿勢を並べたものである.姿勢とは,首,肩,肘といった人体の部位の位置の組であり,姿勢を獲得することを姿勢推定という.
 本研究では,同一人物内での部位の重なりの度合に応じて受講者画像をいくつかのクラスに分類し,それぞれに適した部位検出器を用いて姿勢推定を行う手法を提案する.多数の受講者画像を観察して得られた知見に基づき,3つのクラスを設定し,自動分類した.実際の講義映像から得た受講者画像を対象とした実験で,提案手法によって正解姿勢と推定姿勢との誤差が小さくなることを示した.

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