6Q-04
認知リハビリテーションのための一人称視点による生活行動の注意評価
○大井 翔,池ケ谷剛,渋谷咲月,水野翔太,佐野睦夫(阪工大),中山佳代,大出道子,荻原摩紀(大阪府立障がい者自立センター)
我々は,認知症患者や高次脳機能障がい者に対して,日常行動全体を認知リハビリテーション対象とした在宅における認知リハビリテーションという方式に取り組んでいる.
本研究では,在宅内で認知リハビリを実現するために,認知障がい者の生活における注意行動に着目する.生活における注意行動とは,調理や片付けなどの生活行動に対して,きちんと注意をしているかということを指す.生活における注意行動の情報として,1人称視点のカメラを用いて,視線情報を取得し,得られた視線情報から注意がきちんと払われているかを基礎的な実験を通じて評価を行う.評価を行う際に,提案する注意行動指標で評価し,提案指標の妥当性・信頼性を検証する.