6Q-03
動画像中の異常検出ネットワークモデルの提案
○菅沼雅徳,長尾智晴(横浜国大)
我々人間は不審物などのような異常対象に関する事前知識が無くても,通常見かけないものに注目を向けることで異常対象を検出可能である.このような検出を可能とするのは,人間は与えられた環境を繰り返し観測することで環境の通常状態の刺激を記憶し,記憶された通常状態との比較によって異常対象を抽出しているからであると我々は考えている.そこで本研究では固定の監視カメラから得られる映像を繰り返し観測し,入力に対する反応を抑制することで環境の通常状態を表現するネットワークモデルを提案する.実験では,提案モデルを車両や歩行者を異常対象と定義した侵入物体検出問題に適用し,提案モデルの性能を示す.

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