6L-01
UML要求仕様における関心事の分離によるモデル駆動開発手法
○川合 怜,松浦佐江子(芝浦工大)
モデル駆動開発は多様な実装技術のソフトウェアを効率的に開発できる有用な手段である. しかし, 要求を試行錯誤して整理していく要求分析の段階から自動変換を適用できる程にモデルを厳密に定義することは難しい. そこで, UMLモデルを用いたユースケース分析によりUIとシステムの内部処理における振る舞いとデータの関係を明確にしたのち, 機能を正しく実現するためのデータの制約をOCLにより定義する. このような機能要求の関心事の分離によるモデルの曖昧性を削減したUML要求仕様を用いたモデル駆動開発手法を提案する. 本稿では, 大学の演習課題であるオブジェクト指向開発事例へ適用結果から提案手法の有効性を議論する.

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