6J-05
シングルポート循環バッファを用いたスカラリプレイス
○平尾誠治,瀬戸謙修(東京都市大)
プログラムからハードウェアを自動生成する高位合成技術では、設計者が人手で手間のかかる最適化を適用する場合が多く、その自動化が課題になっている。効果的な最適化技術の一つとして、メモリアクセスの競合を削減するスカラリプレイスがある。スカラリプレイスを適用した結果、回路性能は向上する反面、発生する循環バッファのサイズが大きい場合があり、回路面積増大が問題となっていた。この問題を解決するために、本研究では従来デュアルポートメモリで実現されていた循環バッファをシングルポートメモリで実現する方法を提案する。この方法を自動化し、ベンチマークに適用した結果、性能を低下させることなく回路面積を削減することに成功した。

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