情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

我々の担当している情報基礎科目は演習科目ではあるが多人数教育で実施しているため，教員から知識や技術を教える講義形式の授業形態が主体となっている。このため学生は受け身姿勢になりがちとなるので，学生の主体的な学びを取り入れる試みとして，学生が普段から携帯しているスマートフォンを使用して，学内の無線LAN状況を調査させた。その結果，受講者内無線LAN利用者数が，今期は約半年間で1.5倍までに増えていた。実際に無線LANの電波を受信した経験が，利用促進に繋がったことを確認できた。単なる座学のサービス紹介に比べ，体験・調査学習は記憶にとどまっていた。