6G-05
Gamificationを活用した漢字学習支援システムの開発
○松本多惠(名古屋市大)
これまでも視覚障害者向けに点字ワープロ等が開発されてきたが,これらの機器を有効に活用するためには,視覚障害者の墨字リテラシー強化が必要不可欠である.視覚障害者には大きな壁が存在する.それは漢字仮名交じり文を作成することである.多くの視覚障害者が使用する点字には,ひらがな,カタカナ,漢字の区別がなく,表音文字である.視覚障害者の漢字リテラシー強化が必要不可欠である. そこで著者は,筆順に着目し,触覚と音声ガイドによる自学自習および対面指導を支援するシステムの開発を行った.さらに,本稿では,パソコンや触覚ディスプレイ等を活用したシステムからタブレット端末を活用した学習支援方法へ改良を行った.改良を行う際,学習者に楽しさ,面白さを与え学習意欲を与えるGamification要素をシステムに組み込んだ.

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