6F-05
防災アプリ「もしゆれ」を用いた地震の自分ゴト化と対策行動の促進に関する効果検証
○東 宏樹(防災科学技研),水師 裕(クロス・マーケティング),藤原広行(防災科学技研)
「もしゆれ」は、位置情報・AR・オープンAPI等の情報技術を統合的に利用した、自助による地震災害への取り組みを促進するための防災アプリである。本研究では「地震の自分ゴト化」と「地震対策への行動意図」の2つの尺度を定義し、実際に「もしゆれ」を使用する前後においてユーザに変化が見られるか調査を行い、その効果を検証した。また、日本全国を対象としたアプリであることを考慮し、地域ごとよる受け止められ方の変化の有無を探るため、都道府県を地震の危険度に応じて分類している「地震保険料率の等地区分(損害保険料率算出機構,2013)」を用い、上記2尺度において各都道府県在住のユーザに与える影響を併せて確認した。