6D-07
ICMPを用いた可用帯域推定の提案と評価
○西川由明,野上耕介(NEC)
ユーザに快適なサービスを提供するため、ネットワーク事業者やサービス事業者は自ネットワークに加え他事業者のネットワークの品質を把握する必要がある。快適さを決定する指標として、ユーザが実際に利用できる帯域である可用帯域がある。一般的な可用帯域推定方式では、可用帯域を推定したい通信路の両端にあるエンド端末に推定用ソフトウェアを導入し推定を行う。しかし、他事業者のネットワークには新規ソフトウェアの導入が困難であり、ソフトウェア導入なしに可用帯域を推定する方法が求められる。筆者らは端末へのソフトウェア導入不要なICMPを用いた可用帯域推定方式を実装し、テスト環境での評価を行った。今回、その評価結果とネットワーク機器によるICMPの応答特性、今後の課題について報告する。

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