6C-02
翻訳・要約における意味のゆらぎについて
○新田義彦(日大)
翻訳および要約は、言語情報を広範な地域・分野に伝達するために必須の言語処理サービズである。しかし翻訳および要約において、もともとの意味、つまり原文情報作成者の意図したメッセージ内容が変化してしまう現象も不可避である。保存・保持すべき原文の「意味」とは何か? 翻訳や要約にどのような工夫をすれば、意味の保存の最大化・最適化が図れるか? などの問題について、直観的・内省的に考察した結果について報告する。取り上げる文種は、技術文、日常生活文、数学の命題文、文学作品、詩文、などである。また、人手による翻訳および機械翻訳における意味の変化についても取り上げる。要約は、文の長さを縮約する同一言語内翻訳と見なせる。

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