6B-06
情報システム開発におけるRDB特異データ抽出方式を活用した現行データ調査
○木村 誠,山口 潔,橋本康範(日立)
近年の情報システム開発は殆どが更改や追加開発であり、全くの新規開発は稀である。
既存システムの業務データは多くの場合、度重なる更改・統廃合や、手順外の運用などの影響により、データ仕様が複雑化したり、異常なデータを含んだりしている。
設計やテストの段階でこれらが顕在化すると、プロジェクトの計画を狂わせる大きな要因となる。一方で、現行データ調査には多大なコストがかかり、計画段階での実施は難しい。
日立製作所では、概要レベルでの現行データ仕様調査を素早く低コストに行うため、2012年よりRDB特異データ抽出方式の研究と実用化を進めてきた。本論文では同技術を活用した現行データ調査の取り組みと、効果の評価について述べる。

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