5ZG-08
明滅する被写体の複数フレーム超解像
○福島淳史,岡部孝弘(九工大)
LEDを用いた電光掲示板のような高速に明滅する被写体を撮影するとき,露光時間を長くしないと,被写体の明滅が観察されてしまう.従来の再構成型超解像は,被写体の明るさが一定であることを仮定しているために,明滅する被写体の超解像を行うことが出来ない.そこで本稿では,再構成型超解像における観測モデルを拡張することで,明るさが変化する被写体の超解像を行う手法を提案する.具体的には,フレーム間の動き(位置ずれ)と画像の劣化(点広がり関数)を記述する従来の観測モデルに,被写体の明滅を表す記述を加えることで拡張を行う.合成画像と実画像を用いた実験を行い,提案手法の有効性を評価する.

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