情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

ICT社会の急成長により、公共的サービスを提供している組織・機関が、インターネット通じて情報の発信を始めた。中でも、公共図書館は多くの人に情報を提供する機関として重要な役割を持っている。とりわけ、視覚障害者は晴眼者に比べて、公共図書館への依存度が高いが、Webアクセシビリティに配慮していない図書館も見受けられる。そこで、本論では、ユーザにより身近な市区町村立図書館のWebアクセシビリティを経年的に評価した。1996年から2013年までの18年間のデータを取得することにより、グループ化の実施、都道府県図書館との比較や地域関係について考察し、Webページの継続的な評価に役立てたい。