5ZE-03
マタニティ支援アプリを用いた地域社会へ向けたプロジェクト「KODO」によるジェンダー意識の変容期待に関する研究
○土田 栞,渡邊宏尚(釧路公大),上川原ひろみ,斉藤 唯(市立釧路総合病院),小松 望(白糠町役場),皆月昭則(釧路公大)
お産時期の女性は孤独と不安が苛まれる.地方で産科が減少する現状で,産科病院までの距離の長さとともに,不安感が強くなる.また,夫婦のみ世帯が多くなり,お産について相談できる人がいない等の不安要因があるため,マタニティに寄り添うサポートすなわち男性パートナーも参加したお産への姿勢意識が不可欠である.本研究では,全国民に向けたお産への理解と不安解消策を講ずる教育支援ツール,そしてマタニティと病院の意思疎通を支援するツールとしてアプリケーションを開発して公開配布している.また,同時に「KODOプロジェクト」という活動を立ち上げ,産科病院や診療所の偏在が深刻な北海道の地方を起点に,アプリケーションとプロジェクトを検証した.

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