5ZE-02
まちなかでの車椅子利用者の移動経路の再現に関する研究
○稲田好恵,和泉信生,古賀元也(崇城大),松原誠仁(熊本保健科学大),森下功啓(熊本高専)
 歩行弱者に最適な経路ナビゲーションを提示する研究がされているが、実際に通りたいと思う道とシステムによって提示された最適経路は一致していない。本研究では車椅子利用者を対象として、何に基づいて経路を選択しているかを明らかにし、通りたいと思う道と最適経路の一致度を向上することを目的としている。
 これまでに熊本市の市街地を対象として、最短経路、筋活動最小経路、振動最小経路、屋根の有無など複数の要素を考慮した経路(ヒューリスティック)を車椅子利用者に実際に走行してもらい、経路の評価を行った。また、経路比較のために代替経路の概念を導入し、各経路を詳細に比較することで得られた知見について発表する。

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