5ZC-06
Wikipediaからキーワードを援用し初出の知識の学習と学習コンテンツの発掘を支援するサービスの研究
○横山 誠,村上貴彦,中村太戯留,上林憲行(東京工科大)
学習者にとって初出の実践的な知識の学習,すなわち良い教師や教材がない状況で実践的な知識を学習する際に,Web上の学習コンテンツが重要な役割を果たす.問題として,学習者がそれらを発掘する際に,学習対象に関する知識が少ない為,自力で考案出来る検索キーワードが少なく検索範囲と教材候補が限られる,ということが挙げられる.本研究では,解決策として,入力した検索キーワードに対応するWikipedia記事内のハイパーリンクされた単語を評価し,関連知識として表示するプロトタイプを開発し,28名の学生に利用してもらった.結果,単位時間当りの平均獲得ことなり複合検索キーワード数が,プロトタイプを利用しなかった学生より約2.4倍に増加した.このことから,本提案ツールの学習者の自律的・能動的な学習を支援できる可能性が示唆された.

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