5ZA-09
博物館における興味行動に基づく自動ガイド映像システムの開発
○大森和斗,杉山岳弘(静岡大)
本研究で研究の対象とするのは、浜松市博物館である。浜松市博物館では来館者は静止した展示や文章による説明の書かれたパネルを鑑賞するスタイルになっている。来館者が展示に対して興味を持っていないと、展示をただ眺めているだけであったり、説明の文章を読むことなく帰ってしまっているのが現状である。本研究では、来館者の興味を誘発し、来館者の記憶に展示の内容が残ることを目的に、Kinectを用いた自動ガイド映像コンテンツを提案する。 Kinectを用いてユーザ状態や振る舞いに応じたガイド映像コンテンツを再生するというものである。実際に浜松市博物館にガイド映像コンテンツを設置し、従来のループ再生型映像コンテンツと比較し、来館者にアンケートを取ることで、来館者の興味度がどれくらい変わったのか、学習の姿勢がどう変わったのか、知識をどれくらい得ることができたのかを評価する。

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