情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

本研究では、Webブラウザ上における人間の姿勢情報の軽量かつ簡略な表示を目的とし、SVGで表現される人体姿勢ピクトグラムの自動生成を行う。モーションキャプチャデータから取り込んだ関節情報を参照しながら、SVGでの表現が可能な単色の円と長方形を用いて人体を描画する手法を開発した。また、人体の各パーツの重なりや奥行き情報を直観的に把握できる様に、身体の各関節の奥行き座標を参照しながら円と長方形の輪郭線を描画する部分を最適に選択するアルゴリズムを考案した。本稿では、様々なモーションデータに対するピクトグラムの変換例を示し、その有効性と問題点を検証する。