5W-03
慣性センサを用いた位置推定による歩行時のスマートフォン利用危険場面の高精度な予測
○佐伯 翼,藤波香織(農工大)
スマートフォンの普及に伴い,ユーザが強く依存する状況が近年増加した.特に歩行時のスマートフォン利用は周囲への注意力を著しく低下させ,中には死亡事故に至ったケースも存在する.この対策として歩行状態での使用抑制が考えられるが,事故発生の可能性が高い危険時にのみ抑制を実施し,端末使用への抵抗感を最小限に抑えることが望ましい.使用抑制にあたり,危険場面を事前に予測する枠組みが必要となる.本稿では交通事故が多発する道路・踏切横断場面を予測する既存手法に対して,慣性センサを利用した高精度な現在位置および数秒後の移動位置の推定方法を導入し,場面予測精度の向上可能性について検討を行う.

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について