情報処理学会 第77回全国大会講演要旨
5U-06
実ネットワークにおけるCUBIC TCPのRTT公平性
TCPは現在のインターネットにおいて標準的に用いられているトランスポート層プロトコルである．高遅延環境下の通信制脳には，OSのTCP実装の動作が大きな影響を与える．多くのOSに実装されてきた古典的なTCPアルゴリズムであるTCP Renoではネットワーク帯域を十分に使い切ることができないという問題が指摘されている．そのため，Linux OSには高遅延環境下でも高い性能を提供できるCUBIC TCPが実装されている．
我々はこれまでにCUBIC TCPのRTT公平性向上手法を提案し，CUBIC TCP間におけるRTT公平性の向上を実現してきた．しかし，実ネットワークを用いての評価は十分に行われていない．本稿では，実ネットワークにおける，CUBIC TCPのRTT公平性や提案手法の有効性についての評価を行う．
我々はこれまでにCUBIC TCPのRTT公平性向上手法を提案し，CUBIC TCP間におけるRTT公平性の向上を実現してきた．しかし，実ネットワークを用いての評価は十分に行われていない．本稿では，実ネットワークにおける，CUBIC TCPのRTT公平性や提案手法の有効性についての評価を行う．
