5U-05
移動平均による分散Webシステムにおける振分アルゴリズムの改良
○堀内晨彦,最所圭三(香川大)
クラウド環境において負荷量に応じてキャッシュサーバ数を増減させることで,運用コストを最適化するWebシステムを開発している.サーバ台数を増やして実験を行ったところ,負荷の測定値が閾値付近を上下し,ロードバランサに対して振分先の追加と削除が繰り返される問題が発生した.その原因として,現在1秒間隔で負荷を測定しており,間隔が短すぎることが考えられる.そこで,一定回数毎の測定値の移動平均を取ることで,バラツキを抑制する機構を開発した.振分先の追加時と削除時では求められる反応速度が異なると考え,平均を取る測定回数を変えて評価を行った.

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