5S-04
音声を効果的に聞こえにくくする楽曲の提示手法
○加藤健人,岡  誠,森 博彦(東京都市大)
本研究では、秘匿すべき情報を含んだ会話がかわされる場において重要とされるスピーチプライバシーを確保する目的で、音声を効果的に聞こえにくくする楽曲を提示する手法を検討している。提案手法は、楽曲と音声の特定周波数帯域における音圧レベルから算出される指標(WSPD)にもとづいて効果的な楽曲を選択し、音声の音圧レベル変動に応じて選択された楽曲が提示される音圧レベルを変化させるものである。実験では、楽曲提示の音圧レベルを変化させることで楽曲を聴取する際の印象が変わる可能性を考慮し、どのように楽曲の音圧レベルを変化させれば聴取者にとって負担にならず、かつ音声を効果的に聞こえにくくする効果も期待できるのかを調査した。

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