5R-02
非線形効用関数の論点依存関係に基づくマルチエージェント自動交渉機構
○森井翔太,伊藤孝行(名工大)
自動交渉エージェントの研究分野において,論点間に依存関係を持った非線形の効用関数下における,複数論点交渉問題について広く研究が行われている.既存研究では最適な合意案を導出しているものの,計算量が膨大であり,短時間でより良い交渉結果を得ることは困難であった.したがって,本研究では論点依存関係に基づいたメディエータ主導による交渉モデルを新たに提案する.具体的には,論点間の依存関係をハイパーグラフを用いることで簡潔に表現し,メディエータが交渉を円滑に進めるための論点の探索手法について検討する.最後にシミュレーション実験により,本提案交渉モデルが既存モデルよりも短時間で効率的な交渉を行えることを示す.

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