5Q-06
係り受け解析による動詞の人称不一致に関する調査
○松本大輝,奥村紀之(香川高専)
本研究では、動詞と主語の係り受け関係を考慮することで、英文の動詞の人称不一致の検出に関する調査を行っている。
be動詞や一般動詞の人称は、それに係る主語によって決定されるため、人称不一致の検出には、動詞と主語の係り受け関係を把握する必要がある。係り受け関係は、既存の構文解析器によって抽出することが出来る。しかし、既存の解析器では、文に誤りが含まれていたとしても何らかの解析結果を返すため、解析結果から文が誤っていたかどうかを判定することが難しい。そこで、誤りが含まれる文の係り受け関係を分類器によって解析し、誤った係り受け関係にある文の主語を特定することで、人称不一致の問題を解消できるか検証している。

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