5M-09
クラスタリングと確率的主成分分析を用いたアンケートデータ欠損補完に関する検討
○福田智広,古橋 武,吉川大弘(名大)
企業が顧客の需要や製品に対する評価を把握する方法の1つとしてアンケート調査があり,得られたアンケートデータに,多変量解析手法を用いて解析することが多い.しかし,アンケートデータには,回答が未記入の部分が存在する場合があり,そのような欠損を含むデータに対しては多変量解析手法が適用できないため,何らかの形で欠損部分を補完する必要がある.そこで本稿では,テンソル構造のアンケートデータに対して,回答傾向が類似した回答者をクラスタリングし,クラスタごとに確率的主成分分析とCP分解を利用した欠損補完を行う手法を提案する.実際のアンケートデータに提案手法を適用し,その性能評価を行う.

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