5M-03
歩車混合型の最速避難計画に関する研究
○塙 洋介,加藤直樹(京大),瀧澤重志(阪市大),東川雄哉(京大)
東日本大震災以降、一部地域では自動車の利用も考慮に入れた津波避難計画策定の必要性が出てきた。自動車による避難は効率的な自動車利用の限定や自動車専用路の設置等が避難時間の短縮につながると予見されるが、避難所からどれだけ離れた地域なら自動車を利用してよいのかといった具体的な指標は存在しない。本論文では歩車混合型の避難時間最小化問題を時間拡大ネットワークを用いた線形計画問題として定式化し、最適な自動車利用率の分布や各道路上での車道と歩道の割合を求めるアルゴリズムを開発し、実際の津波被害が予測される地域に適用することでその有効性を検討する。

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