5L-05
非多様体における有限要素補間の研究
○黒木省吾,日吉久礎(青学大)
交通量や地価のような数値で表すことができる現象において、まだ値が観測されていない地点での値を周囲の観測されている値に基づいて推定する方法を補間と言う。従来の補間法はユークリッド空間を対象に研究が行われてきたが、本研究では補間法の一種である有限要素補間をネットワーク時空間に拡張することを目的とする。時間軸を考慮した交差点をネットワーク時空間として考えたとき、このネットワーク時空間は面が連なる非多様体として考えられる。本研究ではこの非多様体を三次元空間に埋め込み、四面体分割による有限要素補間を行った。検証方法としては非多様体に対して人工データを与え、提案された補間法の有効性について調べた。

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