情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

本論文では、CPUのアイドル時に依存タスクを複製し通信処理を削減することで全体の処理時間を短縮するタスク複製処理に基づいた省電力タスク・スケジューリング・アルゴリズムを提案する。従来のアルゴリズムでは、CPUの電圧と周波数を変更する技術であるDVFSを適用出来ない箇所があった。本論文では、そのような箇所を有効活用するためにタスク複製処理を利用することで、よりDVFSを効果的に適用できるアルゴリズムを提案する。