5G-01
探索型検索を用いた学習ナビゲーションツールの検討
○村上貴彦,横山 誠,中村太戯留,上林憲行(東京工科大)
新しい分野、すなわち良い教師や教材がない状況での学習では、学習者は、自らの力のみで教材を検索しなければならない。このような探索型検索による学習では、学習者は曖昧な情報から適合判断が困難な状況で何度も情報要求を行わなければならない。そのため、学生が学習の継続をあきらめてしまう現状がある。
本研究では、この状況を緩和する探索型検索を用いた学習ナビゲーションツールを検討した。
大学生(29名)に対してWikipediaのキーワードを抽出し、関係性を表現したグラフからキーワード創出を行うツールを使用しWeb動画による学習をしてもらった。
結果、利用者(8名)が非利用者(20名)に対して平均約1.9倍のキーワードを創出し、約2倍の検索、約1.7倍の動画視聴を行った。
キーワード創出の支援は、大学生に対して自主的な検索行動を促す可能性が示唆された。

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