5D-01
仮想マシンのリソースをミリ秒精度で管理する手法の検討と試作
○金子 雄,伊藤俊夫,前川智則(東芝)
クラウドコンピューティングの安さと早さを実現するための技術の1つに,動的リソース割当て技術がある.仮想マシンの状態を計測し,必要なリソースを割当てることで,仮想マシン上で動作するアプリケーションの動作を保証しつつ,物理マシンのリソースを有効利用する技術である.近年,クラウドの適用範囲は拡大しており,制御システムへの適用も検討されている.制御システムは1ミリ秒精度で動作する必要がある.我々は,制御システムの動作を1ミリ秒精度で保証し,かつ,物理マシンのリソースを有効利用するための動的リソース割当て手法を提案する.評価により,提案手法がアプリケーションの1ミリ秒精度の動作を95%以上の確率で保証できることを確認した.

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