4ZF-03
ビジュアルプログラミングワークショップのための帰納的学習教材モデル
○安藤 希,高田秀志(立命館大)
 近年,Squeak EtoysやScratchといったビジュアルプログラミング環境を用いた子ども向けワークショップが開催されている.このようなワークショップでは,ソフトウェアの使い方や作品の作り方などを講義形式で教えることがある.しかし,この方法では児童は,作品を作る上での試行錯誤の過程を学ぶことができないため,自立して作品を作るといったことが苦手となる傾向がある.そこで,本研究では,予め設定した学習内容に沿った複数のサンプルプログラムを児童に見せ知識の一般化を促すという,帰納的な考えを利用したSqueak Etoysの学習教材をiPad上で構築した.この教材により,児童は,自身のイメージを作品に反映させることができるようになり,工夫に富んだ作品を自らの力で作成可能になると考えられる.

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