情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

　現在、WiFi設備は様々な業務用途で利用されており、Wifiの設備環境の整備は重要となっている。しかし、WiFiは見えないため、その活用状況や導入効果の把握は困難である。本研究ではWiFiアクセスポイント(AP)から収集できる情報と部署等の社内情報を組み合わせて、活用状況や働き方の可視化システムの実装に取り組む。活用度の低いAPやエリアの特定などの効果測定だけでなく、WiFi活用度の高い社員や部署の特定といった、WiFiを利用した働き方の測定にも貢献すると考える。また、社員間や部署間のソーシャルグラフといった社内知識の可視化にも取り組む。大学院での実験の結果について報告する。