4Y-09
二次元データ構造を用いた凹凸面上での厚みを持つ絵具のシミュレーション手法
○馬場銀河(東工大),齋藤 豪(お茶の水女子大/東工大)
計算機上の画材シミュレータにはデータ利用による様々な利点がある。
流体力学に基づいた画材シミュレーション手法は数多く提案されており、
我々もこれまで、使用データ量を抑えることが可能な二次元格子を用いて
厚みのある絵具による表現が可能な手法を提案してきた。
本稿では更に実用性を高めるため支持体の凹凸をモデル化し、
表面張力項を付与することで凹凸面上での絵具の挙動を表現可能な手法を提案する。
レンダリングの際には格子内部を連続関数近似することで
絵具表面での光の反射および屈折を精度よく計算し高品質画像を生成する。
得られる結果画像を既存手法の結果と比較し評価することで本手法の有用性を示す。

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