4Y-07
クラスタを用いたShape Matching法における剛性表現の改良
○仲宗根良,藤澤 誠,三河正彦(筑波大)
本論文では,単純かつ高速に処理可能なShape Matching法による剛体表現の手法を提案する.Shape Matching法とは弾性体を表現するための手法であり,より複雑な弾性体表現を表現するにはお互いにオーバーラップした局所領域を持つクラスタと呼ばれる構造を用いる.このクラスタを用いたShape Matching法において硬い物体を表現するためにはクラスタ間の要素重複を大きくする必要があり,この場合は破断などのトポロジー変化に弱くなる.そこで我々は,少ない要素重複でも物体の剛性を保つ手法を提案する.提案手法では,計算クラスタを疎に選択し,変形量に応じた重みを導入することで変形伝達速度を速めた.

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