情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

私たちが一般的に用いる認証手法の問題点として、ログイン後のユーザに対して再確認が行われないことである。
この問題の改善案として、ユーザのコマンド履歴を用いた認証手法を取り上げる。
コマンド履歴を用いた解析の仕方については複数の手法が考えられ、一つの手法だけでは精度の高い結果は得られないと考えられる。
そこで、この研究では、Adaboost機械学習アルゴリズムを用いて侵入検知手法を改善する方法について取り上げた。
Adaboostは複数の弱識別器を結合できることから、コマンド履歴を解析する6つの識別器を用意し、Adaboostにより結合して組み合わせることで精度の改善を試みた。