4W-02
クラウド環境におけるOpenFlowを用いたリソース転送の制御
○西出彩花,小口正人(お茶の水女子大)
近年、増大するシステムやデータの管理のためにクラウド基盤が用いられることが多い。クラウド基盤においては、負荷分散やリソースの最適配置を目的として、インスタンスマイグレーション等のリソース転送が行われる。これは大量のデータをバースト的に転送する事になり、クラウド内・クラウド間のネットワークに大きな負荷が掛かるため、帯域が不足する経路を迂回して別の経路に振り分けるなどの統計情報に基づいたデータ転送処理が必要である。そのためOpenFlowを用いた制御が有用である。本研究ではOpenStackを用いて仮想環境上にクラウド基盤を構築し、OpenFlowコントローラとしてRyuを用いてデータのマイグレーションをコントロールし、性能の向上を図る。

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