情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

近年、クラウドコンピューティングが普及し、データセンタ事業者が提供するパブリッククラウドと、組織内に自前で構築したプライベートクラウドを組み合わせた「ハイブリッドクラウド」が注目されている。また、大地震などの自然災害時、平常時に比べて短時間に大量のトラフィックが情報処理基盤流れ込む。この時、処理基盤は処理能力をオーバーし通信障害を及ぼす可能性がある。このような通信障害が起こる大規模災害時にも、停止することなく安定したネットワーク通信を行う情報インフラであることが期待される。そこで、このようなバースト的に処理量が変動する災害時に、パブリッククラウドで運用するなどOpenFlowを使いプログラマブルにトラフィック制御を行う。