4R-09
東山動植物園遊園地への巡回ガイド端末の導入による混雑緩和のシミュレーション評価
○聶  耳,鈴木麗璽,有田隆也(名大)
本研究の目的は,遊園地のユーザに対してガイド端末によって次に行くべき施設を提示することによる混雑の緩和である.研究の第一歩として,東山動植物園遊園地を対象として,ガイド端末を導入することによる混雑緩和の効果をマルチエージェントシミュレーションにより評価した.ガイド端末は,ユーザが希望する各施設について,そこへの予想移動時間と予想待ち時間から計算される優先度を重みとした確率で次に訪れるべき施設を選択し,ユーザに提示する.ユーザは設定した確率でその提示に従うものとした.ガイド端末を持たない来園者についても観察に基づいてモデル化した.シミュレーションにより,ガイド端末の導入により一定の混雑緩和効果が得られることが示された

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