情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

マルチエージェントシステム(MAS)では、複数のエージェントを連携させることによって問題を解決する。MASを効率的に開発・運用するために、エージェントフレームワーク(AF)と呼ばれる枠組みが用いられる。エージェント同士が連携を行うために、DASHなどのAFでは、ネームサーバ(NS)というエージェントを発見・識別するための機能がある。しかし、現状ではNSが各サブネットワークごとに設置されており、サブネットワーク外のエージェントを利用できない。本研究ではNSから情報を取得し一元化することにより、別ネットワークに存在するエージェントの利用を支援する機構を提案する。