4Q-04
文の構造を可視化した翻訳後編集インターフェース
○岸本裕大(京大),中澤敏明(JST),河原大輔,黒橋禎夫(京大)
人手による翻訳を効率化する手段の一つとして、機械翻訳結果を下訳として利用し、これを後編集(Post-Editing)するという方法がある。機械翻訳が十分高精度であれば少々の修正で翻訳を完了することができ、作業を効率化できるが、そうでない場合は誤った翻訳結果を読む時間や翻訳断片の取捨選択に余計な時間を費やすことになり、かえって効率が下がる。本研究では文構造に基づいた機械翻訳を利用し、「原言語の文構造」、「原言語の語順を保持した翻訳」、「目的言語の文構造」の3段階で文を可視化することを提案する。これにより効率的に翻訳結果の質を把握し、柔軟に利用できるようになり、翻訳作業時間の短縮につながると期待される

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